ジュール・ド・ニヴェルヴィル写真展

Publié le par alliance francaise sapporo

09/05/2006 ~ 03/06/2006

 

Mortal Traces

 

予測のつく定められた、つまり、常に他が去ることによって、一つめの種が芽生えるという、そのような真実に魅了させられてしまった私の子供時代。生きとし生けるもの全てが相互に関わりあう緻密なアレンジメントに、そしていかに、生と死を前提として、自らの場所と自らの運命を確保しているのかということに驚嘆してしまったのである。『Mortal Traces』は、確かに、そうした普遍的な概念に関わりはあるが、少なからず、ある特定の瞬間に結びついているのであって、その瞬間から自然の法則は混乱をきたし、法則自身に反駁するようになる。私の写真の中の主題は、自然の大きなパラダイムの中で、危機に瀕した種族、何にも属さない作られしモノの中に数えられる。半ば動物、半ば人間、それぞれが、打ち捨てられ、いかなる存在意義も持たず、はみ出しモノを演ずる。なぜなら、物事の自然なる秩序の中、それらの種はたゆまなく行ったり来たりを繰り返しているから。しかしながら、自らの生き残りという、あらゆる争いの根幹を成すものに矛盾の余地をもたせることなく、いかに、大いなる秩序の本質を成す自らの消滅、それ自体を、受け入れることができるであろうか。あらゆる成長は、個人的なものであれ、社会的あるいは進歩的とよべるものであれ、どこまで行っても、選択というプロセスに深く関わってくるものであり、消失と再生を継承していくものなのである。

 

 

 

 

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